暮らす・働く

山陽小野田の図書館にサンタクロース登場 ハンドベルと合唱でおもてなし

「今年1年、良い子でいられた人は手を挙げて」とサンタクロース

「今年1年、良い子でいられた人は手を挙げて」とサンタクロース

  • 0

  •  

 山陽小野田市立中央図書館(山陽小野田市栄町、TEL 0836-83-2870)に12月13日、フィンランドからサンタクロースが来館した。

サンタに抱きかかえられる徳光陽向くん

[広告]

 イベント「フィンランドからサンタが図書館にやってくる!」は、同館の開館20周年記念と、同市主催の文化事業「サンタクロース派遣事業」として実施。サンタクロースは、フィンランドのアミューズメントパーク「サンタクロース村」から訪れた。

 「本物」のサンタクロースを迎えるにあたり、同館内は壁やガラスケースの中をクリスマス仕様のディスプレーにし、「図書館へようこそ」とフィンランド語で書いた紙をつるして迎えた。

 高泊児童館ハンドベルクラブ9人による「きよしこの夜」の演奏に合わせて登場したサンタクロース。小野田めぐみ幼稚園の園児52人は、フィンランドの作曲家ジャン・シベリウスの「フィンランディア」を歌ってもてなした。

 有帆小学校6年の伊藤真里亜さんは「私にとってサンタさんは1年に1回の特別な喜びをくれる人。そんなサンタさんに会えてドキドキする。今日のこの気持ちは大人になっても忘れない。ありがとう」と感激した様子で手紙を読んだ。

 「毎年すてきなプレゼントをありがとう。いつかサンタさんのお手伝いをするからソリに乗せてほしい」と伝えた小野田小学校1年の徳光陽向くんは、大きなサンタに抱きかかえられて笑顔を見せた。

 同館からは同イベントの写真をアルバムにしてサンタクロースにプレゼント。サンタクロースは通訳を通し「とても楽しい時間だった。必ずクリスマスには戻ってくる。私はみんなのことが大好き」とほほ笑んだ。「ここに来るまで、子どもたちは怖がっていないかな、緊張していないかな、と考えていた。イベントが始まり、みんなの温かい笑顔を見てホッとした」とも。

 本物のサンタクロースに会った子どもたちは「大きかった」「会えてよかった」「クリスマスにも会えるとうれしい」と両親に話しながら目を輝かせた。最後に「どうもありがとう」と日本語で感謝を伝えたサンタクロースに、来館者はフィンランド語で「キートス」と返した。子どもたちから別れの言葉が飛び交う中、サンタクロースは手を振って「次のお友達のところ」へ出発した。

 同館の山本安彦館長は「図書館にサンタクロースが訪れるのは全国的にも珍しい。今回、私たちの図書館に来ていただけてとてもうれしい」と話す。「北欧諸国の図書館利用率は非常に高く、建物も素晴らしい。サンタクロース村があるロヴァニエミ市の図書館に行ったことがあるので、個人的に身近に感じる」とも。

 同館では、1階展示ホールにフィンランドとクリスマスに関する本を約150冊集めたクリスマス特設コーナーを今月25日まで設置。開館時間は9時30分~19時(土曜、日曜は17時まで)。月曜休館。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース