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山口・佐山の食堂「ライフ」が秋穂の古民家に移転 食と暮らしの複合拠点へ

「その土地の風土を知り、人々が交差する場になれば」と宮崎さん

「その土地の風土を知り、人々が交差する場になれば」と宮崎さん

 山口市秋穂二島の古民家に5月22日、食堂「life(ライフ)」(TEL 090-2002-8329)が佐山から移転し、リニューアルオープンした。民泊施設などを手がける宮崎知美さんが営む店で、古民家と耕作放棄地を活用した新拠点を「風土 food」と名付け、食堂や直売所、民泊など多角的なアプローチで地域の魅力を発信する。

提供する「ランチプレート」

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 宮崎さんは2023年、佐山の米農家直売所を間借りする形で同店を出店。その後、昨年1月から約1年半の休業期間を経て今回の移転を決めた。

 「料理好きな主婦からスタートしたものの、どこか無理をしていた自分に気がつき、暮らしとゆっくり向き合う余白の時間を作った」と宮崎さん。新店舗では「記憶に残る一皿を」をコンセプトに据え、自身が元々抱いていた「食を通じて山口の風土や人の魅力を知り、交流できる場を作りたい」という想いを形にした。

 敷地内には母屋や納屋、蔵、倉庫があり、今後は「食堂」「直売所」「民泊」「レンタルスペース」「自給農コミュニティ」の5つの事業を展開していく。

 ランチは2部制(予約制、1部=11時~12時30分、2部=13時~14時30分)で、週3日営業する。佐山の米農家「お米野産なかざわ」の有機米や、地元農家直送の有機野菜など、県産食材を使った「ランチプレート」(2,500円)を提供する。

 メニューは月替わりで、肉や魚などのメインにサラダ、小鉢、ご飯、スープ、ドリンク、デザートが付く。デザートは「米粉レモンケーキ」や「ガトーショコラ」など。ドリンクは「有機珈琲(コーヒー)」「有機紅茶」「スパイスチャイ」「フレッシュハーブティー」「あおひげレモンスカッシュ」などから選べる。

 予約なしで利用できる「軽食・喫茶の日」も設ける。宮崎さんは「エアコンの設置が遅れているため、7月は軽食・喫茶営業のみとなるが、この暑さを逆手に取って自家製カレーやうどんなどのメニューを提供する予定」と微笑む。

 店舗に併設する直売所では、店内で使用する調味料や有機野菜、加工品などを販売するほか、料理教室やアーティストの展示会なども不定期で開催していく。

 4月29日には無料の地域食堂「むすびば食堂」を開催した。宮崎さんは「『今日ご飯食べにおいでよ』という気軽な感覚で、誰もが食卓を囲んでつながれる場所にしたい。南部エリアのみんなで手を取り合って、地域を楽しく盛り上げたい」と展望を語る。次回の地域食堂は7月4日を予定する。

 「母屋に納屋、蔵に倉庫が二棟あり、ローカルな暮らしを体験できる民泊ゲストルームも改装中。ここはみんなで一から作り上げる食堂兼ラボラトリー。誰かの発する言葉や体験、人の温かさで変わるきっかけがある。人と人が出会い、交差する温かい場所になれたら」とも。

 営業日はインスタグラムで告知する。

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