山口県セミナーパーク（山口市秋穂二島）で9月13日、「山口県版松下村塾リバースプロジェクト」のプラン発表会が開催される。現在、観覧者を募集している。

　同プロジェクトは、地方創生の取り組みの一環として、山口銀行（下関市竹崎）と地域に根付いた活動を全国で展開するリバースプロジェクト（東京都）が本年度からコラボ開催するもの。「山口県の課題解決プラン」を持つ起業家や事業者、青少年を参加者に、新たな長期プロジェクトを作り出すことを目的とする。

　キックオフとして、9月12日から1泊2日での日程で開催する同イベントには、俳優でリバースプロジェクト代表の伊勢谷友介さんも来場。東京や福岡、岐阜や県内など全国からの30人が参加し、マーケティングなどについて学んだ後、それぞれが山口県の持つ課題の解決プランを提示し、グループで多角的な視点から実現方法や長期プランなどをディスカッションする。

　2日目の13日にはグループワークショップの成果を発表する「塾生プラン発表会」を一般公開。伊勢谷さんはコメンテーターとして、各プランへの自身の考えやアドバイスなどを発言する予定。

　「当プロジェクトのコンセプトは『山口から維新を起こそう』。人口減少と経済の縮小が叫ばれる中、ソーシャルビジネスを盛り上げることで新たな雇用も期待し、地域の活性化をしていきたい」と同行地域振興部の垣尾繁紀さん。「当日はどのようなプランが出てくるか楽しみ。塾生の思いを多くの方に聞いていただければ」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は15時30分～17時30分。観覧には事前応募が必要。応募方法は同行ウェブサイトで確認できる。