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山口でオートマタ作家・原田和明さん個展「山口物語」 中也や白狐テーマに

中原中也を題材にした原田さんの作品「或る中也」

中原中也を題材にした原田さんの作品「或る中也」

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 山口・湯田温泉の観光回遊拠点「狐の足あと」(山口市湯田温泉2、TEL 083-921-8818)で12月23日、オートマタ作家・原田和明さんの作品展「山口物語」が始まった。

「オートマタを通して山口の魅力を伝えられれば」と原田さん

 同展は、山口・秋穂にギャラリー兼工房「AUTOMATON(オートマトン)」(秋穂東)を構えるオートマタ作家・原田和明さんの個展。施設内1階の展示スペースで、山口市の歴史などをモチーフにしたからくり人形を展示する。山口を題材にした新作3作品と、これまでに原田さんが製作した3作品が並ぶ。

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 今回の展示は、山口市が同市の文化や歴史をアートと結び付けて紹介する取り組みの一環として原田さんにオファーして実現した。

 メーンとして展示するのは、同市出身の詩人・中原中也を題材にした「或る中也」、八坂神社で600年以上続く伝統奉納神事をモチーフにした「鷺舞(さぎまい)」、白狐が癒やされていた池を掘ったら温泉が湧き出たという伝説を表した「白狐伝説」。シンプルでユーモアあふれるデザインで、自由にハンドルを回して動くからくり人形を楽しむことができる。

 作品について、原田さんは「中也は酒癖が悪い一面があったということを知り、猪口(ちょこ)を手に酒瓶を振り回している作品にしたり、『白狐伝説』では和尚(おしょう)さんと白狐が温泉を掘り当てている様子にしたりと、山口市をシンプルに伝えることにも重きを置いた」と話す。

 「作品を作るときには、題材に僕の個性を出すことや意外性があること、シンプルなことを心掛けている」と原田さん。「山口をテーマにした作品展は開いてみたかったので、今回はとても満足な出来。直接触れて楽しんで山口を感じてもらえれば」と笑顔を見せる。

 営業時間は8時~22時。鑑賞無料。来年3月31日まで。

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