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宇部高校の生徒が「観光ルート」作成 県内観光客増加に向け、課題研究

研究の成果を記したポスターを手にする観光研究班のみなさん

研究の成果を記したポスターを手にする観光研究班のみなさん

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 宇部高校(宇部市寺の前町3)の生徒が作成した県内観光ルートが、日本航空(JAL)ホームページ内の「旅コラム」に掲載されている。

観光地に足を運んで取材した

 グローバルリーダーを育成する「SGH(スーパーグローバルハイスクール)」として文部科学省から指定を受けている同校。普通科2、3年生に「SG(スーパーグローバル)コース」を設け、課題研究を通して思考力や表現力、発信力などの向上に励む。

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 SGコース2年生は、「グローバル探求」の授業で6つの班に分かれて世界や地域の諸問題の解決策を研究。国内外からの観光客増加を課題とする「観光研究班」が、観光に関する県内の現状を調査し、観光客誘致につなげる観光ルートを作成した。

 「当初は外国人観光客の誘致を目標にしていたが、調査を進めるにつれて考えが変わった」と話す班長の平尾渓さん。

 「観光予算の額が他県に比べて低いことが分かり、県民が山口県を『観光県』と認識していないことで予算の配分が少ないのではないかと考えた。まずは国内に向けて観光資源の魅力を発信し、認知度を高めることが外国人の誘客につながるのではないか」と話す。

 観光ルートを考案する上でより専門的な立場の「助言者」として同校がJAL山口支店に依頼。同店の村嶋成人さんと岳下泰久さんがアドバイザーとなり、ロシアのプーチン大統領が来県の際に通過したことでも話題となった国道316号線周辺を巡る観光ルートの作成に取り組んだ。

 同ホームページには、昨年11月に別府弁天池や秋吉台、元乃隅稲成神社、千畳敷、角島などを巡り、現地の人への実態調査などを行ったレポートや見どころなどを掲載している。

 最終目標は「ガイドブック」の作成。県民にも響くガイドブックを作り、山口宇部空港や県内のイベントなどで配布したいという。

 平尾さんは「学生の視点にアドバイザーの協力が加わって、より現実的な内容になったと思う。本年度で班の活動は終わるが、ガイドブック制作は勉強や部活の合間に取り組みたい。私たちが肌身で感じた観光地の魅力を伝えていければ」と話す。

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