ライブカメラマンによる共同写真展「Blue Photo Space」が現在、宇部・新天町で開かれている。

ライブ写真など100点以上を展示

　会場は、主催の元永慶太郎さんの事務所「Blue Photo Base」（宇部市新天町2）2階のレンタルスペース。元永さんは宇部市出身で、これまでサラリーマンとして働きながら地元の音楽バンドのライブ撮影を行うライブカメラマンとして活動してきたが独立し、今年6月1日に同事務所を開いた。

　元永さんは「小さい頃から商店街に住むのが夢だったこともあり、新天町に事務所を構えた。撮影スタジオと間違えて来所される方もいるので、この展示が普段の活動や事務所について知ってもらうきっかけになれば」と話す。

　同展には、元永さんのほか、山口市出身のエモトココロさん、長門市出身のユタさん、周南市出身のマッティさん、宇部市を拠点とするまごり@ma5r1nさんら、山口県内外で活動する20～40代のライブカメラマンが出展する。

　展示する作品は、これまでに撮影されたライブ写真やポートレートなど合わせて100点以上。基準を設けずに「今伝えたいもの」をテーマに選出した。展示する作品は購入可能で、価格帯は50円～2万円前後。

　元永さんは「こうしてライブカメラマンが集まって展示会を開くこと自体が珍しく、おそらく宇部では初ではないか。年齢も生まれも育ちも違う人たちがバラバラの思いを持ち寄って開いているが、それぞれ熱い思いを持っていることは共通している。来場者にもそうした思いを持ち帰ってほしいし、記録としての写真がそのきっかけになれば」と笑顔を見せる。

　開廊時間は11時～19時。各出展者の在廊スケジュールはSNSで告知する。今月25日まで。