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宇部で「レンチョウまつり」始まる 地魚のおいしさ訴求、消費拡大目指す

「国際ホテル宇部」が提供するレンチョウの姿造り(写真提供=宇部市)

「国際ホテル宇部」が提供するレンチョウの姿造り(写真提供=宇部市)

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 グルメフェア「うべ地魚フェア~レンチョウまつり~」が2月1日、宇部市内の飲食店で始まった。主催は宇部市。

提供するレンチョウ料理

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 同市で水揚げされる魚で認知度が高くないものにスポットを当て、新たな魅力発信と消費拡大につなげることを目的に行う同フェア。初回は「レンチョウ(アカシタビラメ)」を対象に実施する。

 宇部市水産振興課の落合博文副課長は「食習慣の多様化で、そもそも魚を食べる人が減っている。どこのお店でも扱われるタイやヒラメといったメジャーな魚種ではなく、マイナーなレンチョウを宇部ならではのものとしてプロモーションすることで、食べたらおいしいと知ってもらい、消費拡大につなげたい」と話す。

 同フェアには、市内飲食店21店舗が参加。煮つけや唐揚げ、ムニエルなどのほか、傷みやすい魚種のため難しいとされている刺身を鮮度管理がしやすい12月~2月の時期ならではのメニューとして提供する。

 期間中、参加店舗で対象メニューを注文すると参加できるキャンペーンを実施する。1品につき1枚の応募券を配付し、抽選で「活き車海老」(5人)や「ガザミ」(5人)、「地酒」(5人)、「かまぼこ」(5人)などの宇部の特産品を進呈する。

 落合副課長は「毎年漁業従事者が減少し、担い手不足が問題となっている。地元だけではなく県外の人をターゲットに、宿泊者や空港利用者に向けてパンフレットを設置することで『宇部に来たらこれ』と思ってもらいたい。イベントを機に一般消費者や飲食関係者の認知につなげ、需要を底上げすることができれば」と話す。

 開催期間は2月29日まで。

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