防府市創業支援センター（防府市八王子2、デザインプラザHOFU 1F）で3月5日、セミナー「50歳からの起業とその心得」が開かれる。主催は防府市。

　講師は、山口を拠点に創業支援やビジネスマッチング支援などを手掛けるコンサルタントの中村伸一さん（やまぐち総合研究所所長）。中村さんは2016年9月から同センターの専属経営コンサルタントを務めており、創業支援に関するセミナーなどを毎月実施するとともに、個別相談にも対応している。

　今回は、50歳前後の起業を考えている人を対象に実施する。中村さんは「私も52歳、最近は同世代の知人や友人から起業の相談が増えてきた。寿命が延びている今の時代に、60歳ぐらいで定年退職してもそれからの人生はまだまだ長い。自分が楽しいと思うことを仕事にしたいが、何から始めたらいいか分からない人などにぜひ参加してもらいたい」と話す。

　当日は、「50歳からの起業心得」「企業に向けての準備」などの講話のほか、先輩創業者として、自衛隊を定年退職後に新しい農業の形を目指して起業した玉野盛司さん（おうち里山代表）が起業の実体験について話す。

　中村さんは「ベストセラーになった書籍『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』にも書かれていたが、これからは、学ぶ時期・働く時期・引退後という人生から、マルチステージの人生に変わる。今自分が持っている知識や技術、経験、人脈など目に見えない資産に気付き、長い人生をどう楽しむかを考える機会にしてもらえれば」と話す。

　開催時間は18時30分～20時30分。