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厚狭のチャリティーバザー、9カ月ぶりに復活へ-「水害からの復興の証」

チャリティーバザーが行われる厚狭駅前商店街の「街の駅」

チャリティーバザーが行われる厚狭駅前商店街の「街の駅」

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 山陽小野田・厚狭駅前商店街の「街の駅」(山陽小野田市厚狭1)で4月16日、9カ月ぶりのチャリティーバザーが行われる。

バザーで販売する品物

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 主催する「野の花の会」は、売り上げをさまざまな団体に寄付する活動を行っている。これまでに障害を持った児童や病気の子どもの支援、地元の図書館への寄付や、海外の学校にトイレを設置するための資金を援助してきた。

 同バザーは家庭にあるが使わない品物の寄付を口コミやチラシで募り行っている。扱うのは古着、食器類、ぬいぐるみ、本、雑貨など「何でもあり」。食器類は10円から、古着などは100円から販売している。

 16年前から毎月第3土曜に行い、これまでに約150回実施してきた同バザー。「これまでに特別な理由がない限り休んだことはなかった」と話すのは同会の千々松三千枝会長。しかし、昨年7月に起こった大雨による厚狭川氾濫の影響で開催が難しくなり、今回9カ月ぶりの開催となる。

 「商店街で毎年実施している3月の『おひなさまめぐり』で街の雰囲気が好転し再開を決めた。私自身が毎月楽しみにしているイベントなので待ち遠しい。このイベントが開けるのは厚狭の町が復興した証」とも。

 同会会員の小沢圭子さんは「水害が起こった時は気がめいりそうな毎日だった。多くの人の支えで復興でき、またバザーを開けることがうれしい。このバザーが地元の人の触れ合いの場にもなっているので今後も活動を続けていきたい」と話す。

 開催時間は10時~14時。今回の収益は「何カ月分かためて、東日本大震災の被災地に寄付する予定」だという。

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