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幸せ運ぶ「四つ葉ロールケーキ」、宇部・山口茶業が煎茶使い開発

山口茶業が販売を始めた「幸せを運ぶ 小野茶四つ葉ろうる」

山口茶業が販売を始めた「幸せを運ぶ 小野茶四つ葉ろうる」

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 宇部・小野の「山口茶業」(宇部市小野櫟原)は8月10日、新商品「幸せを運ぶ 小野茶四つ葉ろうる」の販売を始めた。

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 同商品は、断面に四つ葉のクローバーをデザインしたロールケーキ。スポンジの中に抹茶と煎茶をブレンドしたムースを包み「白いシロツメクサの中で見つけた四つ葉のクローバー」をイメージ。

 スイーツに使われることは珍しいという煎茶を使い、煎茶が持つ渋みが甘味を抑えることで味に深みを出した。冷凍した状態で販売するため、凍ったままではサクサクとした食感、解凍後にはふわふわとした食感の2通りの食感を楽しむことができる。

 「食感、味わいのどちらもこれまでに食べたことがないようなロールケーキに仕上がった。暗いニュースが続く中、『食べてくださる方が幸せになるように』と思いを込めたロールケーキが幸せを運んでくれたら」と堀野民生社長。

 同商品の開発にかかった期間はおよそ1年半。堀野社長は「製作過程の中でも、四つ葉の形の再現が最も困難だった。スポンジを巻くと形が崩れてしまうので試行錯誤を繰り返した」と振り返る。

 お茶を使った焼き菓子や、洗顔用品などを開発し小野茶の魅力をアピールすることで近年のお茶離れを防ごうと取り組んでいる同社。「スイーツの需要が高まってきているなかで、お茶をスイーツに盛り込むことでより身近に小野茶を口にしてもらいたい」と同商品を開発。今後は全国に向けて同商品を発信していくとともに、小野茶のブランド力を上げていくことを目標としている。

 価格は1,890円(12センチ)。直営店「cha-no-koku」や宇部井筒屋などで販売する。

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