防府・戎町にある防府市地域交流センター「アスピラート」（防府市戎町1、TEL 0835-26-5151）で1月11日より4日間、ニューイヤーコンサート「第7回防府音楽祭」が行われる。

　同音楽祭は、国内外で活躍する音楽家や地域の音楽家、子どもと一般市民が一緒になって舞台を作り上げることで、クラシック音楽の普及と音楽文化の振興を図ることを目的に、毎年開催しているもの。

　11日は「オープニングコンサート」。防府・松崎町の防府天満宮大専坊を舞台に、世界で活躍するマリンバ奏者・神谷百子さんによるマリンバ演奏、8人の弦楽奏者による演奏が行われる。14時開演。料金は、一般＝2,500円（完売）。

　12日は、アスピラート1階の市民スペースで「プロムナードコンサート」を開催。指揮者・梅田俊明さんがナビゲーターとなり、観客の目の前でバイオリン奏者、ピアノ奏者、テノール歌手などによるコンサートを行う。開催時間は10時30分～13時30分。入場無料。

　13日は「わくわくコンサート」。アスピラート音楽ホールで、防府弦楽合奏団と防府吹奏楽団がトップアーティストを迎えて共演。防府少年少女合唱団のために作られたオリジナル作品、合唱組曲「星の王子さま」も披露する。14時開演。料金は、一般＝1,500円、高校生以下＝500円。

　14日の「ファイナルコンサート」では、アスピラート音楽ホールで、東京メトロポリタン・ブラス・クインテットの金管五重奏、ソプラノ歌手・日比野幸さんを迎えてオペラ「椿姫」より組曲「ラ・トラヴィアータ」の初演が行われる。14時開演。料金は、一般＝2,500円、高校生以下＝500円。

　アスピラート事業係の吉田房枝さんは「今回のために作詞・作曲された合唱組曲『星の王子さま』や、合唱と演奏を防府市民が行い、プロのソリストとコラボして作り上げる『ラ・トラヴィアータ』など、創作性のある地元オリジナルの音楽作品が見どころ。この音楽祭を通して、防府の文化的機動力が伝われば」と期待を寄せる。

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