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宇部のパン店「ケァンベル」が移転 職人の味守り32年、イートイン新設

約50種類のパンが並ぶ「ケァンベル」の店内

約50種類のパンが並ぶ「ケァンベル」の店内

 宇部のパン店「ケァンベル」(宇部市中央町2、TEL 0836-21-6655)が移転オープンして、9月1日で1カ月がたった。

販売するフランスパンなど

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 同店は、オーナーの安野満さんが26歳だった1994(平成6)年9月に宇部市島で創業。開業から4年後に浜バイパス沿いへ移転し、創業以来変わらぬ味を守り続けて32年目を迎えた。今回は店舗の老朽化に伴い、心機一転の移転スタートとなった。

 新店舗の場所は「BAUMKUCHEN & CAFE LA・CUCINA(ラ・クチーナ)」跡で、元々のテーブル席やカウンター席を生かしてイートインスペースを新設した。焼きたてパンをその場で味わえるようになり、「これまでも好評だった」というカフェメニューも提供する。

 現在は、安野さんがワンオペレーションで製造から接客までを担当。「パンそのものの味で勝負したい」という創業時からのこだわりを貫き、時代が変わってもレシピや製法、基本的な味わいを一切変えずに焼き上げている。

 安野さんは「32年前と比べると、趣味が高じて個人でパン屋を開業する人も増えるなど、業界を取り巻く環境も大きく変化した。私自身がブレずにやってきた味を楽しみにしてくださるお客様がいることが一番の支え」と話す。

   店頭には、「パリジャン」(420円)、「バゲット」「バタール」、低温長時間発酵の「バゲット トラディション」(以上360円)などのほか、「ベーコンエピ」(240円)、「ショコラフランス」(320円)、「明太子フランス」(380円)などのハード系パンが並ぶ。

 このほか、「クロワッサン」(280円)、「ポワール」「ブリオッシュ塩パン」「厚切りクロックムッシュ」(以上300円)、「なすとトマトのカレーフォカッチャ」(400円)、「いちじくのデニッシュ」(450円)などの惣菜パン・菓子パンのほか、「ラスク」(600円)、「スコーン」(240円~)など幅広くそろえる。

 「今でもパンが焼き上がる瞬間は一番緊張する」と話す安野さん。「職人として地域一番であり続けたい。これからも奇をてらうことなく、創業からの変わらない味を地域に届け続けていきたい」と情熱を注ぎ、生涯現役を見据えて日々パンと向き合う。

 「外装はこれから少しずつ改装し、看板も掲げていく。落ち着いたら、早朝の開店に合わせてサンドイッチなどの朝限定モーニングセットの提供も始めたい」とも。

  営業時間は7時~18時。月曜定休。

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