山口・中園町の山口市中央公園横特設テントでゴールデンウィーク期間中、「サーカス小屋でコンサート」が開催される。

　同イベントは、中原中也生誕百年記念事業の一環。中原中也の詩「サーカス」にちなんで、500人収容の大型サーカステントを中央公園横に設置。テントを会場に5月6日まで毎日、日替わりの出演者によるコンサートや朗読会を開催する。

　5月1日にはセッションミュージシャンの矢野顕子さんによるピアノと歌のステージ、5月3日には「さよならCOLOR」などのヒット曲でも知られるハナレグミがステージに立つ。

　そのほかの出演者は、4月29日＝福島泰樹さん、友川かずきさん、4月30日＝友部正人さん、おおたか静流さん、5月2日＝谷川俊太郎さん、谷川賢作さん、深川和美さん、5月4日＝あがた森魚さん、田中泯さん、5月5日＝「詩のボクシング山口大会」、5月6日＝佐々木幹郎さん、覚和歌子さん、Voice Space。

　会期中は「沢入マールイサーカス団」によるハンドアクロバット、ジャグリングや空中ブランコなどのショーをテント外で実施。同サーカス団はオープニングアクトとして各コンサートの前にもテント内で30分間のショーを披露する。4月29日～5月1日には、フランスのポール・アクロバット名人Julot（ジュロ）さんによる9メートルのポールを使ったパフォーマンスがテントの外で行われる

　チケットは、山口県内主要プレイガイドやローソンで発売中。今回のイベントについて中原中也記念館の那須香さんは「5月3日のハナレグミ公演は席が埋まりつつあるので当日券は厳しいが、席がまだ空いている公演は当日券を出すので、たくさんの人に来てもらえれば」と話している。問い合わせは、中原中也生誕百年記念事業実行委員会（山口市湯田温泉1、TEL 083-932-6430）まで。

中原中也生誕百年記念事業実行委員会（©マルニ）