山口市の市民活動支援センター「さぽらんて」(道場門前2、TEL 083-901-1166)に、不要なマスクを回収して必要な団体に再配布する「回収ボックス」が設置されている。
他県で同様の取り組みが行われていることや、センターの利用者から問い合わせがあったことなどをきっかけに5月28日から取り組みを始めた。
同センターの小田亜貴さんは「5月28日にフェイスブックに投稿したところ、すぐに問い合わせや持ち込みに来られる方がいた。市内だけでなく、東京や福岡といった県外の方からも問い合わせや郵送による寄付があり驚いている」と話す。
回収の対象となるのは、内袋が未開封の政府が配布する布マスクのほか、未開封の市販の不織布・ガーゼマスクで、手作りマスクは不可。
政府が配布する布マスクは、サイズが小さいものがあることから、子育てひろばや学童、配食支援など子どもが関わる団体を優先的に選んで再配布するという。
小田さんは「40~50枚ほど集まればと思い始めたが、いくつあっても困るものではない。タンスの肥やしになりそうなマスクを『生きたマスク』に変えることができる。マスクが余っている人や不要な人は、寄付を通じて市民活動を応援してもらえれば」とも。
回収ボックスの設置時間は9時30分~18時。水曜休館。