音楽ライブイベント「ART CIRCUIT MINE 2021（アート・サーキット美祢）」が10月23日・31日と11月6日・7日の4日間、美祢・秋吉台を舞台に行われる。

会場となる「景清洞」

　美祢市観光協会観光地域づくり推進班の山口美津子さんは「なかなかイベントが実施できずにいたが、コロナ禍で影響を受けている観光事業者や音楽関係者のために助けになりたいという思いで企画した」と話す。

　同イベントは、美祢の鍾乳洞「景清洞」や秋吉台の施設を活用し、全国で活動するアーティストを招いてさまざまなジャンルの音楽コンサートを行う。

　10月23日に行う「地球（ほし）の音楽」は、弦楽四重奏グループのチドリカルテットが秋吉台観光交流センターで演奏を披露する。

　同31日に行う「ジャポニスム景清洞」は、箏カルテット螺鈿（らでん）隊が景清洞内をLEDで照らした空間で演奏し、伝統和楽器の箏の音色と光で幻想的な雰囲気をつくり上げるという。「洞窟を活用した音楽コンサートは随分昔に一度あったがここまで本格的な音楽と洞窟がコラボするのは初めて」と山口さん。

　11月6日の「権上康志ジャズフェスタ」では、コロナ禍でニューヨークから帰国中の美祢市出身のジャズベーシスト・権上さんが九州・関西のミュージシャンを集めた「権上康志セクステット」で登場。広々とした秋芳洞第4駐車場に特設ステージを設けて野外でジャズフェスを行う。観客席150席（自由席、立ち見も可能で定員300人）。キッチンカーも来場し、軽食やドリンクを販売するほか、「道の駅 おふく」などが美祢の特産品販売を行う。

　同7日の「Kinuyo 秋吉ライブ2021」では、シンガーソングライター・Kinuyoさんが秋吉台観光交流センター内で1部と2部に分けてライブを行う。Kinuyoさんの楽曲「ツヨク」は、2019年にJAL向津具ダブルマラソンの大会テーマソングに起用された。

　山口さんは「音楽コンサート前には、美祢の秋の景色や自然も堪能してもらい、日常から離れた癒やしの時間となれば。新たな音楽という切り口で、美祢に足を運んでもらって洞窟や美祢の魅力を感じてもらい、多くの人に『MINE LOVER』になってもらえたら」と話す。

　申し込みは公式サイトから。各プログラム定員50人（6日以外）。問い合わせは美祢市観光協会（TEL 0837-62-0115）まで。