山陽小野田市役所近くのラーメン店「麺屋 淳一」(山陽小野田市日の出1)がオープンし、9月3日で1カ月を迎えた。
店主はフレンチや洋食で40年以上のキャリアを持つ高鍋淳一さん(73)(「高」ははしごだか)。県外のホテルやすし店などを経て店舗との縁に恵まれ、「新しい業態に挑戦したい」と出店を決意した。
店内にカウンター席=4席、テーブル席=14席を備え、BGMにジャズを流して落ち着いた空間を演出する。「麦茶とレモン水を選べるようにするなど、よくある威勢が良いラーメン店とは異なる独自性を意識している」と高鍋さん。
提供するラーメンは中細麺を使用する。高鍋さんは「あっさりとした、この近辺にはない味わいを目指した。一般的な麺より加水率が高く、茹で時間も長めにすることでツルツルもちもちとした喉越しの中にある深みを感じてもらえるはず」と話す。
メニューは、「濃厚な豚骨スープと純正鶏油を合わせ、ほのかに甘みのある特製醤油タレで仕上げた」という「らーめん(豚骨)」(900円)、低温調理したチャーシューと味玉をのせた「特製トッピング らーめん」(1,200円)のほか、周南市のラーメン店「中華そば はま里」が監修した「中華そば(貝出汁)」(880円)などを用意する。
「中華そばは、時間をかけて炊いた鶏ガラスープにあさりやホタテなどの魚介の旨みを抽出した特製醤油タレを合わせた」と高鍋さん。今後は「鯛塩らーめん」、広島から仕入れたキムチを使う「キムチらーめん」などの新メニューや、プレオープンで好評を得た「まぜそば」も提供予定という。
このほか、「一口水餃子」(200円~)や「チャーシューご飯」(250円)、「ご飯」(小100円~)などのサイドメニュー、瓶ビール(600円)などをそろえる。
10月からは夜を「洋風居酒屋」にし、1日1組限定の予約制でブリしゃぶをメインに洋食オードブルや締めのラーメンなどを組み込んだコース料理を提供し、アルコールドリンクのラインアップも増やしていくという。
高鍋さんは「73歳を迎えた今も、熟練の冴えと好奇心で自由に発想していきたい。長年培った引き出しがあるからこそ、洋食とラーメンの垣根を越え、夜の営業でも客の好みに合わせて柔軟に対応できる。この店をモデルケースにして多店舗展開も見据えている。少し寂しくなった駅通りに再びにぎわいを取り戻したい」と笑顔を見せる。
営業時間は、11時~15時(スープが無くなり次第終了)。日曜定休。