「半農半菓」の洋菓子店オーナー、県立大学で特別講義

講義後も中庭に移動し、質疑応答に答える作務衣姿の大下さん(写真左)

講義後も中庭に移動し、質疑応答に答える作務衣姿の大下さん(写真左)

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 山口県立大学(山口市桜畠)で5月9日、「半農半菓」の暮らしをしている洋菓子店のオーナーを講師に招いた特別講義「山口で育てるあたらしい地球の暮らし方-半農半菓という生き方から」が行われた。

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 130人を収容できる教室には、同大学の学生のほか、講義を聞きたいという一般の人も訪れ、座りきれず立ち見が出るほどだった。

 講師の大下充億(あつお)さんは、田布施町にある「自然菓子工房 欧舌(おおした)」(田布施町下田布施、TEL 0820-52-2038)のオーナー。1988年に徳山高専を卒業後、NTTに勤務、ケニアでのボランティア活動を経て、実家の洋菓子店を継いだ。農業をしながら、体にやさしい無添加の洋菓子作りを実践している。

 講義では、ケニアで自給自足の村に滞在していたころの話や、食品に使われている化学物質、環境問題、自給自足を取り入れた生活の話などを通して、大下さんが実践する「半農半菓」の暮らしを紹介した。

 「半農半菓」は、半分農業、半分洋菓子店という大下さんの暮らし方を指す言葉。「半農半X」と定義し、農業をしながら自分の得意なことや好きなことで必要な金銭をまかなうシンプルなライフスタイルを提案する。大下さんは「日本でもこういう暮らし方ができるとやってみたかった」と話す。

 講義の後には、中庭で大下さんを囲み、同店の自家製無農薬小麦や無漂白の国産小麦を使った焼き菓子を味わいながら、講義では話しきれなかったことや、参加者からの質疑応答に丁寧に答えていた。

自然菓子工房 欧舌山口県立大学(©マルニ)

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