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宇部の洋菓子店「クルミルク」が7周年 配達専門でスタート、週1で店舗営業も

「これからも地域の方に親しまれる店でありたい」と笑顔の尾中さん

「これからも地域の方に親しまれる店でありたい」と笑顔の尾中さん

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 宇部・中村の洋菓子店「KURUMILK(クルミルク)」(宇部市中村3、TEL 0836-34-6288)が1月26日、7周年を迎えた。

「クルミルク」が店舗で提供する生ケーキ

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 2010年に、地元出身パティシエの尾中美穂さんが当時25歳でオープンした同店。ホールケーキの販売がメインの配達専門店で営業を始め、オープン数カ月後から市内を中心とするイベントなどに出店してきた。

 利用客の要望から昨年1月、民家を改装した2坪ほどのスペースで店舗営業をスタート。毎週金曜のみ開くスタイルでピース売りの生ケーキも提供する。

 これまでを振り返り、尾中さんは「知人に差し入れしたことがきっかけで、口コミで配達の依頼が入るようになり、配達専門のケーキ店もありかも、と開業した。当初は右も左も分からず販路に四苦八苦したこともあった。とにかく知名度を上げることに努め、現在の形を確立するまで3年かかった」と話す。

 提供するのは「優しい味」をコンセプトにした、季節感を出した生ケーキや焼き菓子。サラダ油やベーキングパウダーは使わず、地元産の卵・牛乳や発酵バターを使うなど素材にもこだわる。

 現在、店舗では宇部産安納芋のクリームを使った「てんさい糖プリン」(280円)や「イチゴのショートケーキ」(430円)、「キャラメルナッツロール」(350円)などの生ケーキのほか、イベントなどでも販売する日替わりのシフォンケーキやクッキーなどもそろえる。

 店舗のオープン日には女性客を中心に地域の年配客などが次々に来店する人気ぶりを見せるほか、現在も続ける配達は幼い子どもを持つ子育て世代の主婦層からの注文が多く、「子どもとケーキを抱えて移動できないから」と喜ばれている。

 「実店舗を持ったことで、より信頼してもらえるようになったと感じる。これからも私のスタイルを曲げずにやっていきたい。将来はカフェスペースも併設したい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~19時(売り切れ次第終了)。出店情報などはブログで告知する。

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