宇部ときわ公園（宇部市則貞3）内「ときわ動物園」の入園者数が6月12日、リニューアルオープンから84日目で10万人を突破した。

サルたちが木々の中を自由に動き回る

　動物が生息する環境を再現した「環境生息展示」を取り入れ、サルをメーンにした「アジアの森林ゾーン」と「学習施設ゾーン」を新設して3月21日にリニューアルした同動物園。約1カ月後には入園者数5万人を突破し、3カ月足らずで10万人を達成した。

　10万人目の来園者は、徳島県徳島市から訪れた吉本夏実さんと長女の芽生ちゃん（3）、次女の実生ちゃん（1）親子。ゲートをくぐり10万人目を知らされると驚いた様子を見せ、シロテテナガザルのぬいぐるみや記念品が進呈された。

　「宇部には単身赴任中の夫に会うために訪れた。娘は2人とも動物園が好きなので、夫の仕事中に行ってみようと遊びに来た」と夏実さん。「10万人目と聞いてただただびっくり。こんなすてきな機会に出合えて感謝したい。サルのかわいさを子どもと一緒に楽しみたい」と笑顔を見せた。

　宇部市公園整備局理事で常盤公園長の佐々木俊寿さんは「当動物園が受け入れられていることを実感し、今はホッとした気持ち。ライオンやキリンはいないが、親近感を持って動物を見ていただけているようだ」と話す。

　最高入園者数を記録したのは、5月5日で6843人。中でも学校関係や幼稚園、福祉施設など団体の入園が好調だという。「夏休み期間にはイベントも開催するので、楽しんでもらえたら」とも。

　開園時間は9時30分～17時（土曜・日曜・祝日は9時～）。入園料は、一般＝500円、3歳以上中学生以下＝200円、70歳以上＝250円。