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宇部のホテルでメルヘンチックな「お菓子の家」披露 クリスマスまで1カ月

高さ1.8メートルの「お菓子の家」は存在感あり

高さ1.8メートルの「お菓子の家」は存在感あり

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 ANAクラウンプラザホテル宇部(宇部市相生町、TEL 0836-32-1112)に11月24日、クリスマス仕立ての「お菓子の家」がお目見えした。

童話から飛び出てきたような家

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 昨年のクリスマスから構想を始め、約1年を経て実現した同ホテル初の試みはYICビジネスアート専門学校(山口市小郡黄金町)との共作。同校パティシエ学科1年生がデザインし、同ホテルのパティシエが制作した。

 同12日から現地で制作を開始。完成までの過程をホテル利用客らに楽しんでもらいながら、クリスマスイブを1カ月後に控えたこの日、完成披露された。敷地面積は2.7平方メートル、高さは1.8メートル。お菓子の家へ立ち入りはできない。

 モデルにしたのはグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」に登場する「お菓子の家」。屋根や壁にはドイツ菓子のレープクーヘンを約600枚、飾りにはパスティヤージュという砂糖菓子を使いメルヘンチックに仕上げた。

 瓦や屋根となる菓子の成形や厚さ調整など、試行錯誤を重ねた。パティシエの森川貴則さんは「これだけ大きなものを作るのは初めて。時期的にクリスマスケーキの制作もあるので、その合間をぬって取り組んだ。デザイン通りに形にするのは大変だったし、作る量も多いので制作に時間がかかり、締め切りに間に合うか心配だった」と話す。

 同校1年の湯面愛さんは実物を見て「思っていたより大きいし、良いにおいがする。私たちも今後こんな風に大きなものを自分たちで制作したい」と話す。「私が小さいころ、お菓子の家に憧れていた。同じような子どもたちが見たらきっと喜ぶと思う」と笑顔を見せる。

 12月25日まで。

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