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山陽小野田・厚狭の洋菓子店に「ケーキの自販機」 モバイルスイーツなど販売

ケーキの自販機と同店スタッフの中村彩さん

ケーキの自販機と同店スタッフの中村彩さん

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 山陽小野田・厚狭の洋菓子店「トロアメゾン 本店」(山陽小野田市郡)が11月19日、敷地内に設置した自動販売機でケーキや焼き菓子などの販売を始めた。

断面が見える「モバイルスイーツ」

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 自販機は、店出入り口横のテラス席に設置。下側の4段が冷蔵用になっており、看板商品の生シュウロールやプリンのほか、ショートケーキや生チョコケーキなどの「モバイルスイーツ」を並べる。上側の2段では焼き菓子などを販売する。

 ヴァンドゥーズリーダーで店長代理の鈴木真理さんは「11月から定休日を増やしたこともあり、営業時間外でもお客様に商品を提供できる仕組みを考えた。以前から開店前の時間や仕事帰りの遅い時間でも商品を購入したいという声を聞いていた。生シュウロール1つだけを購入するために待たせすることもなくなるので、喜んでもらえるのでは」と話す。

 同店では、プラスチック製の容器にケーキを入れて密閉できる機械を導入し、持ち運びできる「モバイルスイーツ」として提供。ケーキは、イチゴ、生チョコ、フルーツ、ティラミスの4種類。ケーキはスポンジ生地に生クリームやフルーツなどの層を重ねている。

 販売している商品は現在、モバイルスイーツ(各880円)のほか、生シュウロール(レギュラーサイズ=2,270円、ハーフサイズ=1,300円)、毎日プリン(4個入り1,300円)、フィナンシェ(3個入り620円)、ありがとうパイ(3個入り620円)、ティータイム(4個入り550円)、シュウロールラスク(6枚入り1,300円)など。

 手提げビニール袋も2サイズ各20円で販売。商品のラインナップは、季節や客の要望などに合わせながら変えるという。

 鈴木さんは「モバイルスイーツは容器の中に隙間なく詰めているので、型崩れせず安心して持ち運べる。断面が見えて見栄えもかわいらしいので、自分用として楽しんでもらうのはもちろん、プレゼントや手土産にも使ってほしい。新感覚のスイーツで幸せな気持ちになってもらえれば」と笑顔を見せる。

 「大切な記念日や誕生日にケーキを買い逃してしまったときにも活用してほしい。当店は10月で62周年を迎えた。来店してくださるお客さまに『地元にトロアメゾンがあって良かった』と思ってもらえるようにしていきたい」とも。

 商品の消費期限や防犯対策などの観点から、自販機を利用できる時間を8時から20時に制限する。

 店の営業時間は10時~18時。

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