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宇部で「ばら売り・量り売りマルシェ」 県内初開催、エコな買い方提案

「優しい取り組みの輪が広がれば」と藤本さん

「優しい取り組みの輪が広がれば」と藤本さん

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 マルシェイベント「ばら売り・量り売りマルシェ in Ube」が10月16日、山口合同ガス宇部支店(宇部市神原町2)併設の体験ショールーム「ひまわり館」で開かれる。

当日販売するキッシュやフォカッチャ

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 必要な量だけを購入することで、食品ロスやプラスチックごみを削減することを目的に初開催。主催する量り売り専門店「F -Food Bulk&Gift-」(西梶返3)の藤本美砂子さんは「同じ企画が宮城県仙台市で開催されていることを4年ほど前に知り、現地に話を聞きに行った。ずっと温めていた企画が、コロナ禍が緩和されようやく実現できた。環境問題に取り組んでいる店や意識の高い店に声をかけたところ、賛同してもらえた。まずは自分のできる最初の一歩として、エコなマルシェを楽しんでもらえれば」と話す。

 出店者はプラ包装容器を使わず、来場者は持参した容器(弁当箱、密閉容器、空き瓶、マイボトルなど)で商品を受け取る。

 当日は、青果店やフレンチレストランのほか、弁当店、洋菓子店、キッチンカーなど宇部市内を中心に山陽小野田市や防府市などから計12店が出店し、ナッツ類や新鮮な野菜、キッシュ、ジャム、おはぎ、シフォンケーキ、うどん、唐揚げ、煎茶、コーヒー、竹製品などを販売する。

 併せて、スタンプラリーも実施。商品を購入すると1店舗につきスタンプ1つを押印し、スタンプ5つ以上で景品を進呈する。

 藤本さんは「来場者も出店者にも、気づきや学びのある一日になれば。『たくさん買いすぎない、環境に優しい買い方』や、今日からできるエコな取り組みの輪が広がってほしい」と話す。

 「空の入れ物を持っていけば、帰りには自分のお気に入りが詰まった箱に変わっているはず。会場内にイートインスペースも設けるので、マイ箸やマイスプーン、マイボトルを持参してもらえれば。会場前の屋外イベント広場で飲食も可能なので、晴天なら芝生でピクニック気分を楽しんで」と笑顔を見せる。

 開催時間は10時~15時。各店商品がなくなり次第終了。問い合わせは「F」(TEL 0836-43-9595)まで。

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