米粉のラザニアをメインにグルテンフリー料理を提供する「コメラザ」（長門市仙崎）が1月26日、JR仙崎駅の程近くにオープンした。

米粉ラザニア

　オーナーシェフは、長門市の地域おこし協力隊を3年間務めた永塚真也さん。東京でイタリアレストランや創作居酒屋などで10年以上の経験があり、協力隊の退任後約2週間で自身初の出店を果たした。

　永塚さんは「長門の食材のおいしさをみんなにもっと知ってほしくて、協力隊の時に棚田米を使ってビスコッティを開発したところ、小麦アレルギーを持つ人たちから大きな反響があったので、完全グルテンフリーで地産地消の店を開きたいと思った」と話す。

　「しょうゆなどの調味料にも小麦が使われているので、それらを使わずにいかにおいしい料理を作るかを考えるのは難しいが、それを求めている人がいるのでやりがいがある」と笑顔を見せる。

　店舗面積は約10坪で、みすゞ通りに面して大きな窓がある。店内にはカウンター5席、4人がけテーブル3卓を備える。

　メニューは、「ラザニア」（フルサイズ＝1,400円、ハーフサイズ＝800円）を軸に、ランチタイムには長州どりのグルテンフリーのカレー（1,000円）などを提供。ディナータイムは、長門・三隅のどんぐり農場の彩りサラダ（600円）、長州黒かしわのたたき（1,300円）、長州ながと和牛のローストビーフ（2,500円）など、地元産の食材を使った創作料理を提供する。

　ドリンクは、生ビール（500円）のほか、阿武の鶴酒造の日本酒（グラス500円）などの地酒、焼酎、国産ウイスキー、スコッチ、ワイン、梅酒などをそろえる。

　永塚さんは「地域の人には洋食酒場だと思って気軽に利用いただきたい。遠方からお越しいただく人には、全国的に珍しい米粉ラザニアと旬の地域の食材を楽しんでもらいたい。将来的には冷凍のラザニアも販売したい」と話す。

　営業時間は16時～22時（土曜・日曜・祝日は11時30分～）。月曜・火曜定休。