キャンプ女子株式会社(本社:福岡市博多区、代表:柴垣道宏)が運営するお香ブランド「CRYSTAL INSENCE」は、お香の原料であるタブノキとホワイトセージを福岡の畑で育てる「香りの地産地消」プロジェクトを開始しました。あわせて、本取り組みが令和8年度 福岡市ソーシャルスタートアップ成長支援補助金の認定を受けました。
プロジェクトページ:https://furusato-forgood.jp/projects/000493
お香売り場には、色とりどりのお香が並んでいます。
香りの文化は、なくなっていません。むしろホームフレグランス市場は伸びています。
けれど、その原料の9割以上は海外産です。
お香を棒の形にまとめる、つなぎの役割を果たすのがタブノキの樹皮を挽いた粉です。これがなければ、お香は形になりません。
国産のタブ粉を、水車を使って挽いている製粉所は、日本に2社です。
「このままだと、あと5年でなくなると思う」
水車でタブ粉を挽き続けてきた職人さんは、静かにそう話してくれました。
香りの文化は残っているのに、香りの素材が、日本から消えようとしています。

タブノキは、もともと福岡に自生する木です。
その土地で、原料から育て直す。それが「香りの地産地消」です。
ホワイトセージの栽培
乾燥した気候を好むため、多湿な日本では難しいと言われてきました。すでに愛知・糸島・阿蘇の3つの農園で試験栽培を進めています。
今回、糸島市と福岡市東区の畑に、苗100本を植えます。
1年目は株を育てます。2年目の秋に初収穫。3年目に、この畑のセージから生まれる「国産原料のお香 第一号」に火を灯すこと。それが目標です。
タブノキの植樹
樹皮が採れるまで、数十年かかります。だから、いま植えないと間に合いません。
20メートルにもなる大木なので、まずは少ない本数から。糸島の農園に植えることから始めます。
世代を超えて手入れを続けていく、100年先の森の最初の一歩です。

九州に元々自生するタブノキ
ふるさと納税は、寄付する先が「自治体」です。
だから返礼品も、福岡市のもの--明太子、あまおう、博多和牛--から選びます。
ちがうのは、
使い道を選べることです。
プロジェクトページから返礼品を選んで寄付していただくと、その寄付金の使い道が、このプロジェクトになります。
いつものふるさと納税を、ここから選んでいただくだけです。ご負担は変わりません。
「返礼品なしで応援する」を選ぶこともできます。その場合、返礼品にかかる費用もすべて活動に充てられます。

本取り組みは、令和8年度 福岡市ソーシャルスタートアップ成長支援補助金の認定を受けています。認定は5社です。
認定されたプロジェクト名は「国際天然お香『クリスタルインセンス』の海外展開による伝統工芸の継承」。
この補助金は、ふるさと納税を原資としています。
福岡市に寄せられた寄付で支援を受け、その原料を福岡の畑で育て、いずれ福岡市の返礼品として返す。この循環を、福岡の中でつくりたいと考えています。

令和8年度 福岡市ソーシャルスタートアップ キックオフイベント(会場:FUKUOKA GROWTH NEXT)にて。前列左端が福岡市・高島宗一郎市長。前列右から4番目・浴衣姿が、キャンプ女子株式会社 共同代表の橋本華恋。

【香司 柴垣 道宏(しばがき どうこう)】1987年、愛知県生まれ。大学卒業後、大手化粧品メーカーに勤務。週末に始めたキャンプを通じて自然の中で過ごす時間に惹かれ、2019年にキャンプ女子株式会社を設立、福岡へ。2024年、お香ブランド「CRYSTAL INSENCE」を立ち上げる。合成香料も燃焼剤も使わず、天然素材だけでつくる方法にこだわり、現在は福岡の工房で、手作りしている。香道は翠風流に学ぶ。
CRYSTAL INSENCE は2026年、映像制作チーム MIMOSA STUDIO の11人のディレクターに、それぞれの視点でブランドムービーを制作していただきました。同じお香、同じつくり手を撮って、11通りの作品が生まれています。そのうちの1本を、本プロジェクトの紹介作品として公開します。
「JIRIRITA 自利利他」
演出・編集:佐藤 朋美/制作:MIMOSA STUDIO
https://www.youtube.com/watch?v=HJcAuuQp5xA
なぜこの作品を選んだか。
自利利他とは、自分のためにしたことが、そのまま人のためになる、という意味です。自然の恵みから生まれて自然に還るお香。そこから受け継がれる伝統産業。人から人へ広がる豊かさ。演出・編集:佐藤 朋美さんはこの循環を3分間に描きました。
ふるさと納税で福岡市に寄付し、返礼品を受け取る。その寄付が原料を育て、いずれ福岡市の返礼品として返っていく。本プロジェクトがつくろうとしている循環と、この作品が描いた循環は、同じものです。だから、この1本を選びました。
残る10作品も、9月以降、順次公開していきます。
・名称:消えゆく“お香の原料”を福岡で育てる。香りの地産地消への挑戦
・実施先:ふるさと納税forGood(福岡県福岡市)
・目標金額:300,000円
・期間:2026年10月末まで
・使い道:原材料費・種苗費/圃場整備・栽培管理費/新商品開発費/イベント運営費/広報費
・目標金額の達成に関わらず、返礼品をお送りします。いただいた寄付は、返礼品の有無に関わらず全額が本プロジェクトに活用されます
・プロジェクトページ:
https://furusato-forgood.jp/projects/000493

2024年に誕生した、福岡発のお香ブランド。天然素材100%・無添加。原料には、水車を使った伝統製法で挽いた無農薬のつなぎ粉と、国産天然水晶の微粒子のみを使用。八女杉、屋久杉、白檀など、素材の名前がそのまま商品名になっています。広告を出さず、SNSでの口コミのみで、2026年3月時点で累計25万本。
・社名:キャンプ女子株式会社(CAMP JYOSHI Inc.)
・所在地:福岡県福岡市博多区博多駅南3-15-30-511
・設立:2019年6月
・共同代表:橋本 華恋/柴垣 道宏
・事業内容:キャンプ場のDX・運営支援/観光・インバウンド支援/広報・PR支援/AI活用研修/お香の製造販売
・URL:
https://www.camjyo.com