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「配膳AIロボット」で人材不足解消へ 山陽小野田のシステム会社がレンタル開始

マスターズカフェで稼働する配膳AIロボット「ロボアルファショット」

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 山陽小野田の情報システム会社「アルファクス・フード・システム」(山陽小野田市千崎、TEL 0836-39-5151)が4月4日、外食産業向けに「配膳AIロボット」のレンタルを開始した。

背面から料理を取り出せる

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 飲食店経営管理システムなどを提供する同社。藤井由美子専務は「少子高齢化の影響もあって外食産業の人手不足は深刻で、人手がないためにオープンできない店もあるほど。ロボットでこの問題を解決できないかと約2年前から開発を進めてきた」と話す。

 配膳AIロボットの名称は「ロボアルファショット」。ホテルのルームサービスなどで稼働している配膳ロボットをベースにし、飲食店でも稼働できるように改修した。店舗ごとに異なるテーブルレイアウトの設定や、障害物を自動検知して迂回(うかい)するなどの機能を備える。

 レンタル料金は、配膳や下げ膳などの基本機能は月額10万円~。オプションとして、同社が提供する「テーブルオーダーシステム」との連携機能なども用意する。

 藤井専務は「昨年末に大分市内の飲食店で1カ月間導入したところ、ロボットが対応できる商品の注文が増え、売り上げが増えるなどの効果もあった。人手が不足する繁忙期だけのレンタルも可能なので相談してほしい。業界の問題が解決するように、システム会社ならではのオプション機能などを今後増やしていきたい」と話す。

 現在、同社が運営する「MASTERS CAFE ナチュラルグリーンパークホテル店」 (山陽小野田市千崎)の屋外席で「ロボアルファショット」が稼働している。営業時間は10時~17時。

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