小規模の葬儀を提供する葬儀社「花葬（はなそう）」（宇部市西岐波、TEL 0836-38-8596）が4月1日、サービスを開始した。

　代表は花村友章さんと北村智一さんが共同で務める。家族葬のニーズが高まっていることを受け、「派手で豪華な葬儀を行うことが主流の業界に疑問を感じ、遺族の方がわれに返った時に後悔することがないように、行き過ぎたサービスをせず本当に必要なものだけを提供したい」と開業した。

　提供するプランは、過度な華やかさを控えた「ささやかなお葬式」（19万円～）と、火葬場で待ち合わせる「直葬」（9万5,000円）の2つ。葬儀会場を設けず、故人の住み慣れた自宅や施設、寺院などで葬儀を行う。山口県中央部をメインに、県内全域を対象とする。

　北村さんは「相談に来られるのは、突然のことでどうしていいか分からず困っている方がほとんど。これまでのお客さまからは多くの感謝の言葉を頂いた。そうした言葉を支えにしながら、初心を忘れることなくお客さまのために頑張りたい」と意気込む。

　花村さんは「お客さまのことも従業員のことも大切にしながら、これまで培ってきた経験を生かして満足度の高いサービスを提供していきたい。なかなか電話をかけにくいとは思うが、必ず当社を利用しなければいけないというわけではないので、気軽に相談してもらえれば」と話す。

　問い合わせは24時間受け付ける。