アーバンスポーツに触れるイベント「UBE URBAN SPORTS FES 2023」が9月23日・24日、宇部・常盤通りで開催される。主催は宇部市。

宇部・常盤通りで開催された「ときわいこっと。」の「スケボーエリア」過去の様子

　「アーバンスポーツ」は、広い場所を必要とせず、街中を舞台に行う都市型スポーツ。同イベントは、アーバンスポーツの推進に取り組む同市で「第4回パルクール日本選手権」の開催が決まったことを受け、「3×3（3人制バスケットボール）」や「BMX」の大会を同時に開く。

　宇部市スポーツ振興課の荒武則弘課長は「これまで『WAKUWAKUマーケット』での3×3バスケットボール大会や、『新川市まつり』でのアーバンスポーツ大会など個々での実施はあったが、ここまでの大規模なイベントは初めて行う。場所を選ばずに楽しめるアーバンスポーツは、当市が進める新しい歩道の活用法とマッチしている。新しく変わりゆく宇部の街を見てもらうきっかけになれば」と話す。

　当日は、常盤通り（国道190号線）の宇部市役所前から松山町1丁目までを通行止めにし、ウォーカブル化した道路を会場にして競技を行う。

　「パルクール日本選手権」は、2日間にわたって行われる。国内で活動する男女50人のトップアスリートが集結し、旧山口井筒屋宇部店前のエリアに設置した特設ステージで、ゴールまでのタイムを競う「スピード」と、自由演技の演技点を競う「フリースタイル」を実施する。

　23日は、東京オリンピックの自転車競技（BMXフリースタイル）に出場した中村輪夢選手が来場し、トップライダーたちによるBMXのデモンストレーションイベント「BMX SHOWCASE」や体験会（要事前申し込み）のほか、3×3の市民大会などを行う。

　同日は、「常盤通りのウォーカブル化に向けた社会実験」の一環である「ときわいこっと。3」（9月23日～10月22日）が始まるほか、宇部青年会議所と同市が共催するスポーツフェスタ「トキワストリート」も行われる。

　荒武課長は「パルクールもBMXも、トップレベルの選手たちの迫力をライブで見られる貴重な機会。街が遊び場に変わり、4つのイベントを違った角度から楽しめるようになっている。『参加して応援して感動も共有してスポーツでつながろう』のコンセプトの下、アーバンスポーツを体験できる場も設けているので楽しんでもらいたい」と話す。